抗老化成分NMNと酵素、補酵素

抗老化医学は1990年代から始まり、

今では健康寿命を延ばす「抗老化薬」

実現にまで至ろうとしています。

飲むだけで老化を防ぎ活力を取り戻す薬は、

かつては夢のまた夢でした。

しかし、老化の源流をひも解く研究によって、

「老化」という現象を根本的に改善する成分が

特定されたのです。

最先端の研究成果として「NMN」などの

抗老化物質が挙げられます。

 

NMN製品「NMN Gold」を例にすると、

長寿遺伝子とも呼ばれるサーチュインの燃料である

NADの前駆体、NMNと、

老化細胞を除去するセノリティクスの組み合わせで、

細胞レベルで老化に抗う設計になっています。

サーチュインは体内で合成される補酵素を

燃料としていて、この補酵素の生産量が

年齢とともに減少していくのです。

濃度が体内の合成能力に依存する補酵素、これがNADです。

からだの外から取り込める材料として

研究チームが着目したのが

「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」でした。

同様の物質として「NR」もありますが、

「NR」は体内で「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」

に変換され、次に「NAD」に変換され、

サーチュインの燃料となります。

製品に加工するコストは「NR」の方が安いという

メリットはあるものの、抗老化作用という意味では

「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」

軍配が上がります。

比較的高価にはなりますが、

抗老化薬にご興味をお持ちの方には

NR製品よりもNMN製品をおすすめいたします。

 

酵素、補酵素って何?

サーチュインの燃料として話題になった

NADは補酵素と呼ばれる物質です。

『酵素は身体にいいもの』

『酵素はアンチエイジングに役立つもの』

というイメージがあるかと思いますが、

では、酵素とは、補酵素とはどういうものなのか、

みなさまはご存知でしょうか?

 

食べ物を分解する働き、栄養を吸収する働き、

吸収した栄養を使って体内でエネルギーを作る働き、

呼吸、心臓の脈動、すべての化学反応に

酵素が関わっています。

酵素はヒトの生命活動に欠かせない物質なのです。

酵素はひとつひとつ担当する物質が決まっていて、

どれほどの種類が存在するのか、

その全容はまだわかっていません。

そして、補酵素は酵素と反応して酵素作用を発現する

補助的な物質のことです。

補酵素の多くは食品から摂取できます。

次の記事でもう少し詳しく

酵素や補酵素について具体的に

書いていきたいと思います。

酵素と補酵素を知る