チョコレートの用途は薬やお金だった!?
チョコレートは全世界で愛されている嗜好品ですよね!
私の周りでもチョコを嫌いな人はいないほど。
甘いチョコが得意でない人は中にはいますが、
ダークチョコやさっぱり系のチョコも
沢山販売されていますよね。
そして、チョコレートはひとくち食べたら
もうひとくち、またひとくちと…
ついつい食べ続けてしまうほど
魅惑的な「お菓子」と認識している方が
多いかと思います。
しかし、もともとの役割は違いました。
チョコレート発祥の地、メソアメリカでは、
薬や通貨として用いられていたのだとか。
紀元前3300年ごろからチョコレートの原料である
カカオ豆の食用化が始まったといいます。
人の手でカカオが栽培されるようになったのが
紀元前2000年前後で、
材料そのものが希少であったため、
当時の人々はカカオ豆をものすごく
大切に扱ったと伝えられています。
1521年のスペインによるメソアメリカの
アステカ帝国征服をきっかけに、
カカオ豆はヨーロッパを魅了し、世界へと
広まっていきました。
神の食べ物として長寿効果を期待されていた
古代から中世にかけて、カカオ豆は
「神の食べ物」として珍重されてきたのです。
チョコレートのもともとの役割、
薬として期待された効果を確認してみましょう。
・不老長寿
・強精
・媚薬
・疲労回復
・滋養強壮
・のどの炎症改善
・胃潰瘍の治癒
・食欲不振の改善
・解熱
・解毒
などを始め、ほとんど万病に効く
「奇跡の薬」であるかのように認識されていた
というから驚きですね。
残念ながら現代では、カカオ豆には
これほどの薬効がないことは分かっていますが
とはいえ、それはチョコレートが人類に
とって無価値という意味でもありません。
現代科学はチョコレートの伝説的効果を
否定すると同時に、実際の健康効果も証明してくれたからです。
次回は、健康につながるチョコレートの
効果について迫りたいと思います。