運動不足解消にスノーシュー・トレッキング
ぐっと冷え込む1月から2月にかけては、
日本人が運動不足に陥りがちな時期です。
また、今シーズンは新型コロナウィルス感染症の変異ウィルスへの
警戒感が高まっており、よりいっそう
大きな行動が難しくなっています。
しかし運動不足は万病のもとです。
運動不足を放置していると、最終的には
寿命を縮めることになりかねません。
身体を動かしたいならば、動かせる範囲で
動かしていきませんか。
新型コロナウィルス感染症を警戒するのであれば、
対人距離を気にせず身体を動かせる
シチュエーションを選びましょう!
一例としてスノーシュー・トレッキングをご紹介します。
スノーシュー・トレッキングって?
文字通り「スノーシュー(西洋かんじき)」を履いて
雪が積もった山中を「トレッキング」する
アクティビティのことです。
山上の厳しくもうつくしい白銀の世界は広大です。
スポーツジムで誰かと空間を共有するよりも、多くの人とすれ違いながら街中をウォーキングするよりも、はるかに感染症リスクが少ない環境で有酸素運動に取り組めます。
『登山なんかしたことない』という方でも大丈夫です。スノーシュー・トレッキングでは、山中とはいえ平坦な場所を選んで歩きます。アイゼンやピッケルといった上級者向けの装備も必要ありません!
「スノーシュー・トレッキング」を始めるための手引き:
●用意する道具
・冬用登山靴
登山靴にもさまざまなタイプがあります。スノーシュー・トレッキングにふさわしいのは、冬用登山靴かハイカットタイプの3シーズン用登山靴です。
・スノーシュー
スノーシューは「西洋かんじき」とも言います。登山靴の上から装着する器具で、こちらもさまざまなタイプがあります。使用頻度が少なそうな方は購入するよりもレンタルの方がいいかもしれません。
・トレッキングポール
バランス保持のために持つ杖のようなものです。地面に接する部分に「スノーバスケット」という平らな部品をつけると、ふわふわの雪にも沈まず身体を支えてくれます。
・防寒着と肌着
雪山登山の専用ウエアとして「ハードシェル」というアイテムがありますが、ダウンや中綿ジャケットにレインウエアの重ね着でも代用できます。顔や頭周りの防寒にはニット帽、首回りにはネックウォーマー、手には防水グローブ、足には冬用ソックスとゲイターを装備します。ゲイターは靴の中に雪が入るのを防ぐためのアイテムです。肌着には冬用の速乾タイプのものを選びましょう。日帰りの行程でも必ず予備の衣類を用意してください。
・サングラス
雪目対策にサングラスが必須です。紫外線カットの高品質なサングラスが吉!
・背嚢(ザック)
初心者向けのザックは30リットル前後の容量のものです。中身が濡れないよう、防水のインナーバッグと併せて使用します。
・小物類
地図、コンパス、ヘッドランプ、予備電池、携帯電話、モバイルバッテリー、行動食、飲み物、日焼け止め、救急セット、健康保険証、マスク、消毒液、ウェットティッシュなどが基本的なスノーシュー・トレッキングの持ち物です。「行動食」は、移動しながら食べられる栄養食のことです。低温下では急速にカロリーを消費します。お腹がすいたと自覚する前に食べることが大切です。
●まずはグループトレッキングに参加してみよう!
初心者の方がスノーシュー・トレッキングを単独で始める、というのは少し難しいですよね。まずは体験ツアーなどで引率者付きのスノーシュー・トレッキングのグループに参加してみましょう。スノーシューを装着する手順や、スノーシューでの歩き方、安全な道の選び方などを学べるはずです。