卵子は老化…妊娠し子供を産みたい

日本人の晩婚化は少子化の主な原因

ひとつとして注目されていますよね。

また、初婚年齢の上昇は

初産年齢の上昇にもつながります。

女性は何歳になっても子どもを産めるわけではなく

妊娠に適した年齢には上限があります。

妊娠に最適なタイミングは20代と言われ

30代に入ると徐々に妊娠率が低下していきます。

 

30代後半からは妊娠できる確率がガクンと減るうえ、

妊娠が成立して出産に至ったとしても、

母子ともにリスクが急上昇することが分かっています。

 

ではなぜ、女性が30代後半になると

妊娠が成立しにくくなるのでしょうか?

女性の年齢とともに増える卵子の「染色体異常」の割合がその答えです。

 

年齢と卵子の染色体異常の割合

卵子の中には染色体があり、ヒトとして成長するための

設計図として働きます。

ところが、この設計図は時間の経過によって

古くなってしまい、劣化すると考えられています。

染色体の劣化で「染色体異常」の卵子が増え

結果として、精子と卵子が出会っても

正常に発達できず、流産してしまう確率が

年々上昇していくようです。

女性の年齢に対して、卵子の「染色体異常」の割合は

どのように推移していくのか確認してみます。

 

  • 女性の年齢と卵子の染色体異常の割合

・女性年齢30代前半:40%

・女性年齢30代後半:60~70%

・女性年齢40代:80%以上

 

参考:不妊治療に付随して行われる受精卵に対する検査

「着床前検査(preimplantation genetic testing:PGS)」

 

これが女性の年齢と流産率上昇の関係です。

卵子が精子と出会うことを受精といいます。

受精した卵子はすぐに分裂を開始し、

「胚盤胞」となります。

この段階の受精卵を対象にPGS検査は行われます。

PGS検査には不妊治療の成功率を上げる目的があります。

とはいえ、遺伝子異常のない胚盤胞でも

着床率は50%程度に過ぎません。

遺伝子異常の卵子が増える30代後半から先の妊娠が

いかに困難なものであるか、ご理解いただけたかと思います。

 

その中でも実際に不妊治療や妊活に挑んだ女性が

すすめるいくつかのアイデアをご紹介いたします。

 

肉体の若さを取り戻す不妊治療・妊活アイデア

 

  • 不妊治療を受けているけどなかなかうまくいかない場合

・病院を変えてみる

不妊治療は医師との相性が大きく影響します。

医師によって治療方針ががらりと

変わることもありますので、

思い切って病院を変えてみるのもひとつの方法です。

 

・しばらく治療をお休みしてみる

不妊治療は経済的にも体力的にも、

精神的にもとんでもない負担がかかるものです。

なるべく若いうちに結果を出したいと焦って、

夫婦の間がぎすぎすしてしまうケースも

少なくありません。しばらく治療を休んで、

夫婦のきずなを深める時間を多く持ってみては?

 

・生活習慣を見直す

生年月日をもとにした年齢と、肉体年齢は別です。

上記に示した「女性の年齢と卵子の遺伝子異常の割合」も

平均値であって、肉体年齢には個人差があるのです。

大切なのは肉体年齢です。

生活習慣を見直して、肉体の若々しさを取り戻す努力を!

 

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卵子の劣化は老化現象とも考えられます。

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