冬のビタミンC摂取で健康を維持
12月は初冬から仲冬へと冬が深まる時期です。
気温が本格的に低くなり、また、冬至に向かって
日照時間も短くなっていきます。
夕方4時頃でも結構暗くなってきていますね。
体温をあげようとする身体の基礎代謝が増える
いっぽうで、環境ストレスによる健康リスクも上昇。
厳しさを増す中でも元気な毎日を送るには、
冬に不足しがちなビタミンCを意識して摂取する必要が
ありそうです。
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持つ栄養素です。
人体は細胞によって構成されていて、
身体が酸化するということは、この細胞ひとつひとつが
酸化することを意味します。
そして、細胞の酸化は細胞死に直結します。
これが老化現象のひとつの側面です。
抗酸化作用は抗老化作用とも言われています。
抗酸化作用を持つ栄養素は、老化に対抗し、
健康な肉体を維持するための心強い味方なのです。
ビタミンCが生野菜や果物に多く含まれていることは
有名です。
ビタミンCの補給にぴったりな、
冬においしい柑橘類をご紹介。
薄皮まで食べられる一般的な
「みかん」を中心にピックアップしたいと思います!
12月から1月が旬、たった2ヶ月の黄金期
- 愛果28号(愛媛マドンナ)
薄皮につまったゼリーのような果肉がたっぷりの
果汁を抱え込んだ、とってもジューシーな品種です。
肉質は柔らかく甘く、食べやすさで高い人気を誇ります。
ただし、生産量があまり多くないので、
入手方法は生産者への直接注文がベスト
- 南柑20号(温州みかん)
小玉から中玉タイプの温州みかんです。
比較的酸味が強いため日持ちがよく、
年末年始のお供におすすめ。
ビタミンC含有量は柑橘類トップクラス!
- 土佐文旦(トサブンタン)
文旦に含まれるビタミンCの量は多く、
柑橘類のなかでもトップクラスを誇ります。
温州みかんに比べると単価は高くなるものの、
その分効率的にビタミン補給できる果物です。
果皮は厚く引き締まった果肉とさわやかな風味が特徴です。
収穫最盛期は12月から1月にかけてですが、
出荷までに追熟が必要なので出回り時期は1月から4月となります。
- 水晶文旦(スイショウブンタン)
出回り時期が10月から11月の文旦です。
11月が旬で、12月に入ると出回り量はぐっと減少します。
ハウス物の文旦も同時期に出回ります。
台湾からやってきた優等生
- 太田ポンカン
静岡県産の「太田ポンカン」は、早生タイプのポンカンです。
果形は引き締まって味が濃く、種があります。
種を気にしない方は果肉と一緒に食べてしまっても大丈夫です!
- 今津ポンカン
晩生タイプの愛媛県産「今津ポンカン」は、
早生ポンカンに比べると果形が大きく食べ応えがあります。
口いっぱいにほおばって食べたい方には
こちらのほうが楽しめるかも?
ビビッドカラーの登場
- ブラッドオレンジ
ブラッドオレンジの果肉はあでやかな赤色です。
2月からが旬ということで、
春を予感させる柑橘類ですね。
ブラッドオレンジにも多くの品種があります。
・2月から3月にかけてが旬の「モロ」
果形が小さく、濃厚な甘みと色味のブラッドオレンジです。
酸味が薄いタイプなので、すっぱいのが苦手な方でも
おいしく食べられます。
・3月から4月が旬の「タロッコ」
強い甘みと酸味のバランスがいいタイプの
ブラッドオレンジです。そのまま食べるだけでなく、
絞ってジュースにするなどの加工にも適しています。
- アンコール
2月から3月にかけて旬を迎えます。
一度食べたらもういちど食べたくなるほど
おいしいことから「アンコール」と名付けられたのだとか。
果皮は薄く、強いだいだい色をしています。
表面にツヤがあるものが状態のいい果実です。中
玉から小玉で糖度が高く、温州ミカンとは全くことなる
味わいが高く評価されています。
おいしい「みかん」の目利き方法
外皮の色が濃いほどよく日に当たって
栄養満点に育った果実です。
触れてみてハリがあり、外皮のツブツブは引き締まって
くっきりしていること、形はまんまるよりも
どちらかというと扁平なほうがよく、
また、サイズも小ぶりで外皮、薄皮、
ともに薄くやわらかいものがよりいっそう
おいしい傾向があるそうです。
私も今、毎日みかんを食べています。
テーブルに数個置いていますが
あっという間になくなるほど。
自分の好みにあったみかんで、冬の健康に
繋げていきましょう!