生涯スポーツに参加!人気スポーツ「ペタンク」の楽しみ方
オリンピックは世界中から一流のスポーツ選手が集まる祭典です。
東京2020オリンピック・パラリンピック大会は、
開催に際して否定的な意見を持つ方も多かったのでは?
ただ実際には、オリンピックで実施されたさまざまな競技の模様を見て、
興味を持った方も少なくないのではないかと思います。
「生涯スポーツ」という考え方があります。
『明るく活力のある社会を実現するには
まず国民ひとりひとりが健康でなければならない、
そのためには20歳以上の国民が最低でも週に1回、
何らかのスポーツを楽しむ必要がある』
という思考のもとに文部科学省が推進しているのが
「生涯スポーツ」です。
身体の発達が不十分な幼児から
老化が気になる高齢者の方まで、
誰でも一緒に楽しめるスポーツ「ペタンク」をご紹介します!
「ペタンク」発祥の地、フランスでは、
競技人口600万人を誇るほどの人気スポーツです。
オリンピック選手のような激しい運動ができない方でも、
「ペタンク」ならば一生涯の趣味として楽しんでいただけるはずです。
ペタンクの楽しみ方、ルールや用具
- ペタンクとは
ペタンクは1910年に南フランスで誕生した
競技だと言われています。
プロヴァンサルという競技が原型になっているとされ、
本来は助走をつけてボールを投げる形だったのだとか。
どんな人でも平等に楽しめるようにアレンジされた結果、
「両足を地面につけて投げる」というルールに
落ち着いたのだそうです。
「ペタンク」の語源はフランス語の
「ピエタンケ(両足をそろえる)」とのこと。
- ペタンクの用具
・ボール(公式試合で用いられるのは鉄球)
・ビュット(的、公式規格は直径30mm、磁石で拾い上げることができない材質に限る)
・サークル(地面にマークする補助用具としてポータブルサークルがある)
・スケール(2m程度のメジャーと10m~20m程度のメジャー)
- ペタンクのルール
ゲームの形式は3種類、
1対1のシングルス、2対2のダブルス、3対3のトリプルスです。
先攻後攻はジャンケンで決定、
先攻チームがサークルを書いてビュットを投げ、
ビュットが有効範囲内であれば先攻チームがそのまま1投目を投球。
続いて後攻チームが投球を行います。
先攻チームが投げたビュットが有効範囲外だった場合は
相手チームが好きな場所にビュットを置きなおして
ゲーム開始です。
後攻チームの投球が先攻チームのボールよりもビュットの近くを
マークしたところで、また先攻チームのターンになります。
両チームの持ち球がなくなるまでこれを繰り返します。
ゲーム中にビュットが有効範囲外に出てしまった場合などの
条件については、大会ごとの規定に従ってください。
- ペタンクの楽しみ方
ペタンクは室内でも屋外でも楽しめる柔軟性の高さが魅力のひとつです。
新型コロナウィルス感染症の脅威が高まっているいまは、
屋外の方が安心できますね。
屋外ペタンクには大きなポイントがあります。
屋外であるために地面が凸凹していたり、傾斜があったりすることです。
同じコースで同じ程度の力で投球したとしても、
ボールが思わぬ動きをしたりするものと心得ましょう。
ビュットに接するほど近くにボールが止まっても、
後から投げた相手チームのボールにぶつけられて遠ざけられたり、
ビュットがはじかれて遠ざかったりもします。
ただボールを転がして的に近づけるだけ!というこの競技。
単純だからこその味わい深さを、ぜひあなたも試してみませんか?