体調に応じて爪もみ部位を変えてみよう

2023年も終盤に向かおうとしているこの時期、

なんとなく調子が出ないという方、

いらっしゃいませんか?

年末に向けてどんどん日照時間が短くなり、

自然と塞ぎがちになるのかもしれません。

 

『病気というわけではないけどどことなく体調が悪い』

『やる気が出なくてネガティブな気分になることがある』

 

そんなあなたにおすすめの健康法、

「爪もみ」について今回は

焦点をあてて解説したいと思います。

必要なものはご自分の身体と、

ほんの少しの好奇心だけです!

 

一言でいえば「爪をもむ」だけの健康法ですから、

世の中に知られている数多くの

健康法のなかでも、

お手軽さにおいてトップレベルの

評価を受けています。

 

爪もみ健康法について

「爪もみ」の対象である爪は

手足で合計20か所あります。

どの指の爪もみにどんな効果があるのかを

把握し、その日の体調に応じて

刺激する部位を選べば

よりいっそう効果的になります。

 

爪のもみ方は?

すべての爪には「井穴(せいけつ)」と

呼ばれるツボがあります。

爪の付け根の部分のことです。

爪の細胞は髪の毛と同じように

皮膚が変化して作られています。

 

皮膚と爪の質感が分かれる起点こそ、

爪の細胞が作られている場所なのです。

 

そのため、末梢神経や毛細血管も集中していて、

マッサージの効果が高いというわけです。

「井穴」を前後から親指と人差し指で挟み、

心地よいと思える程度の強さで

10秒間押し込みます。

手の親指から小指まで、足の親指から小指までの

流れを1セットとし、

就寝前の習慣にするといいかもしれません♪

 

体調が悪いと感じる日は、

指1本あたりの秒数を増やすか、

2セット、3セットと増やすなど、

調整していただきたいと思います。

 

爪もみは指によって効果が違う

「井穴」の効果が指によって違うことを

ぜひ覚えておいてください。

親指、人差し指、中指、小指の「井穴」は、

副交感神経に働きかけて

身体のこわばりを解きほぐしてくれます。

薬指は、集中力や緊張を高める

交感神経に働きかけます。

親指から小指までを一巡する基本のセットで

なかなか寝付けない場合は、

ストレスが溜まっていて交感神経が優位に

なっているのかも知れません。

そういう方は、薬指への刺激を他の指より弱めるか、

薬指を刺激する時間を短くする、

あるいは、薬指を避けて爪もみをするなどの

工夫で、副交感神経と交感神経のバランスを

調整できますよ。

 

爪もみ健康法の様々な効果

このように、きわめてお手軽で簡単な

健康法でありながら、「爪もみ」健康法には

多種多様な効果があると考えられています。

 

自律神経のバランスを整える

「爪もみ」は、血行不良の改善や、

免疫力の強化、巡りの正常化、

冷え性の緩和へと影響が連鎖します。

血行不良の象徴ともいえる肩こり、

首の痛み、手足の冷えに対して効果が見込めるほか、

自律神経の乱れを原因とする片頭痛の軽減にも

期待できるはずです。

 

ここまで、「爪もみ」の基本情報でした。

いかがでしたか?

 

「井穴」は繊細な部位でもあります。

力を加えすぎないように、気持ちいい範囲で

もむことが大切です。