SDGsを考え、今できること

SDGsは日本語で「持続可能な開発目標

のことです。

2015年に国連総会が

「Sustainable Development Goals」と呼ばれる17項目、

略して「SDGs」を採択し、2030年までの達成

目標に掲げてから、日本国内でも「サスティナブル」

という言葉が急速に普及したようです。

17項目の開発目標を達成して持続可能な

社会を構築し、人類を覆いつくそうとしている

閉塞感を打ち破ろう、明るい未来を手にしようという、

希望を託した取り組みこそが「SDGs」です。

 

私たちひとりひとりのSDGsは、

第一にエネルギーの無駄遣いをやめること、

第二にごみを減らすことだと言われています。

 

家庭から排出されるごみの量は

環境問題に直結し、最初のステップとしては

妥当なところではないでしょうか。

とはいえ、食品や日用品の使い方を

変えるのはなかなか大変ですよね。

 

「余計に使わないようにしなきゃ」

「最後まで食べきらなきゃ」

と思う心があっても、

食材の多くは非可食部があるものです。

非可食部はそのまま生ごみになってしまいます。

食べられない部分は捨てるしかないとしても、

最後まで使い切る方法が考案された物もあります。

例えば、アスパラガスの茎を使った

「アスパラ茶」がその1つです。

 

家庭できる、野菜を最後まで使い切ること

野菜のアスパラガスにはアスパラギン酸、

ルチン、葉酸をはじめとした栄養素が

含まれています。

部位としては穂先に集中しているものの、

茎にももちろんそれらの栄養素が分布しています。

 

  • アスパラガスの栄養素について

アスパラギン酸:エネルギー代謝を活性化します

ルチン:ポリフェノールの一種で、

生活習慣病予防とアンチエイジング効果が期待できます

葉酸:貧血気味な方、動脈硬化が不安な方に

おすすめの栄養素です

その他のビタミン類:抗酸化作用による病気予防効果、

美肌効果などが期待できます

 

固い茎はそのままでは食べられず、

これまでは廃棄するしかありませんでしたよね。

アスパラガスを加工して作る「アスパラ茶」なら、

茎の栄養分を無駄なく摂取でき、

最終的にごみとして排出する体積を減らしつつ、

アンチエイジングや生活習慣病予防の効果を得られます。

ごみを減らすひと手間が健康や美容につながるなら、

これもまた楽しみのひとつになるの

ではないでしょうか?

 

美容、健康にも!アスパラ茶の作り方

アスパラガスの可食部と、

固すぎて食べられない部分を分けます。

この、固すぎる部分を使って

「アスパラ茶」を作っていきます!

アスパラ茶の基本的な作り方

手順1:用意したアスパラガスを洗浄し、

ピーラーなどでスライスします

手順2:スライスしたアスパラガスを

干して乾燥させます

※水分がほんのり残る程度で大丈夫です

手順3;鍋やフライパンで、弱火でじっくり焙煎します。

きつね色になる程度が目安です

 

ここまでが「アスパラ茶」の基本的な作り方です。

ザルやネットで乾燥させると時間がかかります。

もしも継続して作るようでしたら、

食品乾燥機などの器具を用意するのもいいかもしれませんよ。

無農薬栽培のアスパラガスで作れば、なお安心です。

次に、「アスパラ茶」のおいしい飲み方についてです。

アスパラ茶のおいしい飲み方

普通のお茶のようにお湯でも、水出しでも、

どちらでもおいしく淹れられます。

ただし、アスパラだけでは苦みを感じる

場合もあるので、ハーブティーをブレンドしたり、

コショウなどのスパイスを加えたりと、

アレンジするのが、よりいっそう上質な味わいを

楽しむコツです。

はちみつを加えるもよし、カレー風味を加えるもよし、

いろいろと工夫して、ぜひあなたのベストな

組み合わせを見つけてみてください。

 

「アスパラ茶」の作り方、おいしい飲み方、いかがでしたか?

身近なSDGsでアンチエイジングや

生活習慣病予防にも寄与するアイデアのひとつです。