毎日の笑い、笑顔の効果は?

「笑い」を忘れた人は老化が加速する可能性があると

言われているそうです。

表情を取り繕うのではない心からの

「笑い」は爽快ですよね!

笑顔を形作るポジティブな心理と、

お腹の底から笑う複雑な運動が、

病気や老化を遠ざける「薬」のように

作用することが分かったのです。

アンチエイジングという言葉を
いち早く取り入れた美容業界の活動で、
「老化対策」はスキンケアグッズやダイエット用品、
ダイエット法、メイクグッズなどと紐づけられました。

そのため、どことなく浮ついたイメージを

思い浮かべる方も多いでしょう。

実は、本来「アンチエイジング」は

美容関連の専門用語ではなく、

「抗老化」を示すれっきとした医学用語なのです。
老化に抗おう、加齢による病気にかかる前に予防しよう、

先制的な治療に打って出よう、

それが抗老化医学という医療分野の考え方です。
ただただ笑い、笑顔で過ごすだけで老化に抗い、

ストレス性疾患や加齢性疾患のリスクを抑えられるなら……
試してみないなんてもったいない!
そう思いませんか?

笑いのない生活は病気リスクが…

近年、感染症による死亡リスクが急上昇するとともに、

医療ひっ迫で通常の診療さえままならなくなる事態が

現実になり得ることを皆様も認識なさったはずです。

日本はもともと世界トップレベルのストレス大国です。

ストレス社会にこれらの社会不安が重なれば、

これまでは絶秒なバランスで健康を維持していた方々の

中からも、ストレス性の病気を発症するケースが

増える恐れがあります。
不安が心理を圧迫するようになると人は

「笑い」を忘れます。

「笑い」を忘れると様々な病気リスクが高まると同時に、

老化が加速すると考えられるからです。

笑いの喪失によってリスクが高まる病気、症状

・気管支喘息、過換気症候群(過呼吸)などの呼吸器系疾患
・本態性高血圧症、狭心症、心筋梗塞などの循環器系疾患
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、心因性嘔吐などの消化器系疾患
・肥満、糖尿病などの代謝異常
・筋収縮性頭痛、痙性斜頸、書痙などの神経系症状
・慢性じんましん、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などの皮膚症状
・慢性関節リウマチ、腰痛
・夜尿症、ED
・眼精疲労、眼瞼けいれん
・メニエール病
・顎関節症

毎日ゆううつな気持ちで活力が感じられない方や、

これらの病気の兆候が出始めている方は、

危険水域に到達した証拠です。
何が起ころうとも生きている限り人生は続きます。

歩む道はひたすら未来に続いているのです。

もしも、ストレスにかこまれた灰色の生活だと

感じていらっしゃるとしても、

「笑い」は力強く暖かいともしびとなって

照らしてくれるはずです。

光が射せば、影に隠れている突破口だって

見つけられるかもしれませんよ?
あるいは、別の道が見つかるかも!

笑いの効用

「笑い」の健康効果については

まだまだ研究の途上ですが、判明している範囲内だけでも

驚きの事実が明らかになっています。
短期的な「笑い」の効果に関する調査の結果です。
まず、大きく分けて免疫系、内分泌系、循環器系、

それぞれに好ましい影響が確認されています。

循環器系では動脈硬化の初期症状を改善し、

内分泌系では糖尿病の血糖値上昇を抑制し、

免疫系ではナチュラルキラー細胞の活性を高めたのです。

ナチュラルキラー細胞の活性が高まれば、

日本人の国民病ともいわれる「ガン」への抵抗力も

引き上げられます。

この効果を測る実験において、「笑い」による

免疫力向上作用は、がん治療の免疫療法薬よりも強く、

そのうえ素早いことが証明されています。

次に、老化の観点からは、笑わない人から認知症に

なっていく傾向が確認されており、

声を出して思いっきり笑うという行動が

認知症予防になると考えられます。

認知機能は老化の指標のひとつです。

つまり、「笑い」には抗老化作用がある、

ということになります。
笑うだけなら病院に通う必要も、

必要性がよく分からない薬を飲む必要もありません。

大事なのは、お腹の底から笑うこと。
こころの底から笑うことです。

 

最近、笑った出来事は何ですか?

いつも眉間にシワを寄せていませんか??
お笑い番組を視聴するのもいいですし、

落語や漫談を視聴するのもいいですよね。

コメディードラマ、コメディー映画の視聴や、

友人知人とおしゃべりするのもいいでしょう。

お好きな方法で、時間が許す限り、

日々の生活に「笑い」を取り入れていきましょう!