世代別のダイエット事情

日本人は世界的に見てもやせている人の割合が多い

言われています。

男女を問わず肥満への忌避感が強く、

さまざまな媒体によってダイエットに関する

意識調査が行われてきました。

 

  • 若い女性は見た目重視のダイエッター

若い女性を対象としたファッション誌系の媒体で

行われた調査などでは、およそ99%が

「ダイエット経験あり」と回答したそうです。

こちらはスタイルを意識するファッション誌の読者を集めて

アンケートを取ったようなものなので、

ほぼ全員という結果は当然と言えるでしょう。

 

  • 県別の食事事情が分かるダイエッター割合

幅広い年齢層を対象にした調査では、

日本全体でダイエット中の人が40%から60%という

結果だったそうです。

炭水化物の摂取率が高い県ほど、

ダイエットを必要とする人が多くなる傾向

見られました。

 

  • 運動不足が伺える社会人のダイエット事情

社会人を対象とした調査では、

就職とともに運動不足に陥る日本人のライフスタイルが

浮き彫りになりました。

就職して間もない20代、

若さと活力がまだまだ燃え盛る30代は、

ダイエットの必要性を強く認識し、やる気を示しました。

調査に応じた社会人のうち、ダイエットの必要性があると

答えた割合は全体で約74%でした。

年代別に抽出した数字は、

20代が約80%、30代が81%、40代が76%、

50代が約68%、60歳以上が67%とのことです。

 

40代以降は関心度が減少していき、

ややあきらめを感じさせる数字になりました。

 

このような意識調査は毎年のように実施されています。

前年に「ダイエットしている」「ダイエットの必要がある」

と回答した人は、翌年、はたして

「ダイエットしていない」「ダイエットの必要はない」

と答えるでしょうか?

ダイエットを必要と考える人は“常に多い”のです。

前年にダイエットしたからと言って、

その人数の分が減ることはないのです。

 

なぜでしょうか?

 

体質は変わらず、繰り返すリバウンド

一般的なダイエット方法と言えば、

ローカロリー食品への置き換えや食事制限、

ちょっとした運動などですよね。

起床、通勤、仕事、帰宅、就寝のサイクルに

影響しないダイエット方法は限られがちです。

食事量を減らしたり、ローカロリー食品に

置き換えたりするダイエットは、

最初のうちはうまく痩せられるように

思えるかもしれませんが、すぐにリバウンドします。

運動を伴わない食事制限で減るのは筋肉だけで、

このケースでは体重が減るほど

肥満体質に変化していると考えられます。

そして再びのダイエット、

よりいっそう痩せにくく太りやすい体質へ、

またリバウンド、という負の連鎖が完成するわけです。

 

親から受け継ぐ「太りやすい体質」

普段からそれほど食べるわけでもなく、

周りと同じ食生活をしているのに

なぜか太るという方、いらっしゃいますよね。

水を飲むだけで太る、他の人より食事量を

減らしているのに太る、

もうどうしていいかわからない……。

そのような方は、親から受け継ぐタイプの

「太りやすい体質」の可能性があります。

 

人間の体質は遺伝子と環境と時間によって形成され

遺伝子の中には肥満体質に関連する領域が存在します。

遺伝子研究の世界では「肥満遺伝子」や

「倹約遺伝子」などと呼ばれているようです。

「倹約遺伝子」は、食料が乏しい環境でも

人が生き延びられるように活躍する遺伝子です。

現代日本は食料が豊富なので、

本来ならば「倹約遺伝子」はオフになっているはずです。

ところが、妊娠中の母親が太りたくないからと

食事制限をしたりして

お腹の中の赤ちゃんが十分なエネルギーを

受け取れない状態に陥るケースが増えており、

そうして生まれた赤ちゃんは「倹約遺伝子」がオンに、

エネルギーを消費する遺伝子がオフになっている

割合が高いということが分かったのです。