夏バテ?そのダルさ糖分の摂りすぎかも

 

猛暑の始まりが早かった2022年。

気象の面でも波乱の夏となっているように感じます。

どれほど気温の乱高下がつらくても、

どんなに湿度が高くても

新型コロナウィルス感染症の脅威が去らない限り、

マスクの着用は必須のままなのではないかと思います。

そして、すでに夏バテの傾向が現れはじめた方も

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

『食欲がないから食が進まない』

『なんだか毎日ダルい』

『今年の夏はもう疲れたな、もう夏バテかな?』

 

……心当たりがある方、もしかしたらその原因は

夏の気候ではなく、

糖分の摂りすぎという可能性があるかもしれません。

糖分の過剰摂取に気付くためのサイン

今回はご紹介していこうと思います。

 

糖分の摂りすぎで引き起こされる症状

1・だるくなる

糖分を摂りすぎた際の最も分かりやすいサインは、

だるさ、疲れや、眠気を感じるというものです。

糖分が体内に入ってくると、

血糖値をコントロールするためにインスリンが分泌されます。

糖分の量が多ければ多いほどインスリンの分泌量は増加し、

それにともなって一時的な低血糖状態になった

結果として、だるさ、疲れ、眠気を感じるという

仕組みです。

つまり、飲み物を飲んだあと、たべものを食べた後に、

だるければだるいほど、眠ければ眠いほど、

糖分を摂りすぎている可能性があると考えられます。

 

2・繰り返し食べたくなる

砂糖には依存性があることが分かっています。

糖質を含むあらゆる食品が依存性を持つので、

食べやすい麺類やスイーツを中心とした

食事になっている方には注意が必要です。

 

3・肌荒れ

糖分は腸内の悪玉菌を増殖させます。

腸内環境は肌の状態とつながっているので、

あごのラインに吹き出物が出来ていないかどうか

確認してみてください。

もし吹き出物ができていたら、

糖分を摂りすぎているサインかもしれませんよ。

悪玉菌の増殖でお腹がポッコリしたり、

食後に腹痛が出たりするケースも多いようです。

 

4・風邪をひきやすくなる

腸内環境の悪化は免疫力低下に直結するため、

糖分の過剰摂取が続く

風邪をひきやすくなります。

昨今では風邪やインフルエンザよりも

危険な感染症が流行していますから、

まさに死活問題ですよね。

甘い飲み物、主食に偏った食習慣を、

見直すことをおすすめいたします!

 

5・脳のパフォーマンスが低下する

糖分は依存性があると指摘しましたが、

それくらい脳に与える影響が強いということでもあります。

糖分の摂りすぎが続くと、

集中力や思考力が低下して仕事の失敗が増えたり、

不眠気味になって日中の眠気に悩まされたり

ということも出て来るでしょう。

原因の分からない不安感で憂鬱になったり、

特に何があるわけでもないのに

イライラしたりするような方は、今こそ食生活を見直す時です。

 

6・早期老化

過剰に摂取した糖分は細胞を劣化させます。

糖分の摂りすぎは早期老化を引き起こし

成人病リスクも格段に上昇します。

糖分の摂りすぎに気付いた方はお早目の対策を!

 

夏はただでさえ自律神経に負担がかかる季節です。

2022年は特に気象の乱れが顕著で、

猛暑日が前倒しでやってきました。

しかも、通常より梅雨が短く、

そうかと思えばゲリラ豪雨があちらこちらで発生し、

地表の体感温度はまさに乱高下といった状況です。

 

食欲が減退するのも、食事の内容が偏りがちになるのも、

「あなたが悪いわけではない」

のだとご承知おきください。

ご自分を責める必要はございません。

生活習慣は意識の持ちようひとつで変えられます。

これからご自身の生活をもっと快適にできる、

より長く自分らしい元気な人生を楽しめる、

そのための工夫ができるのだと、前向きに捉えていただければ幸いです。