GW後に体調を崩す人は少なくない!?
5月は大型連休があります。
毎年この時期を楽しみにして
毎日を乗り切っている方も多いのでは?
しかし、生活サイクルを崩しがちな
休日をはさんで、「体調を崩した」
「仕事で思わぬミスをした」という声が
増えるタイミングでもあります。
ゴールデンウィークだけの話ではありません。
週末の二日間、あるいは三連休、夏季休暇など、
平日とは異なる行動をとる期間が
まとまっているだけで、
誰もが体調を崩す可能性が。
まず、大型連休明けにはどのような
体調不良が起こりやすいのか考えてみたいと思います。
GW後に多い体調不良ってどんなもの?
連休のあいだ、レジャーに繰り出したり、
たっぷり身体を休めたりして鋭気を養ったはずなのに、
社会生活を再開したらなぜか以前よりも
仕事がうまくいかなくなったような気がする方、
その場合は、以前とミスの回数を比較してみると
いいかもしれません。
連休前よりもミスが増えて会社で
憂鬱になりがちだとしたら、それは
大型連休明けに増える「体調不良」が原因の
可能性が考えれます。
●大型連休後に多い「体調不良」
1・十分に眠っているのに常にねむい
2・これまでと同じように過ごしているのに
だるさを感じるようになった
3・食欲が減退して食事量が減った、
もしくは食事内容が偏るようになった
4・集中力が低下してミスが増えた
5・理由もなく憂鬱な気持ちになる
また、「連休に入ったとたんに風邪を引いた」
「連休のあいだずっと体調を崩していてレジャーどころじゃなかった」
「連休が始まって不眠になった」
などという声も目立ちます。
これについて、休日診療を行っている医師は
警戒感を示しました。
休日診療を行っている医療機関は少ないですから
感染症リスクが高まっている今、
日ごろから『いつどの病院が診療を行っているか』
『自分が暮らしている地域ではどの症状でどの病院に頼るべきか』
は把握しておくべきだというのです。
休み明けに増える「体調不良」5項目は、
いずれも不定愁訴といっていい症状ですよね。
不定愁訴はそれそのものが病気として
取り上げられる機会を持ちませんが、
社会人にとっては大きな脅威になる模様です。
参考として、2019年に求人系企業が行った調査の結果をご紹介します。
●三日間以上の連休後の仕事に関する意識調査
・連休明けに仕事がつらいと感じる:82.6%
・連休明けに転職したいと思ったことがある:42.8%
・連休明けに仕事をずる休みしてしまったことがある:13.6%
→ずる休みの理由は?:寝坊:83.1%
行きたくなかった:15.4%
・連休明けに遅刻してしまったことがある:13%
・連休明けに仕事でミスをしてしまった:24.4%
インターネット上で行われた調査なので、
回答者には本音をさらけだす義務はありませんでした。
それにも関わらず「ずる休みをした」と
正直に回答した13.6%の方々には
エールを送りたいところですね。
このアンケート調査の細部を深く掘り下げると、
まとまったお休みがなぜ体調不良を引き起こすのか、
また、それがどうして社会生活の障害になるのか、
さらには、どうすればそれを防げるのかが
見えてくるのかもしれません。