妊活の際の年齢は…?

不妊症の中には「絶対的不妊」に

分類されるケースがあります。

代表的な例が加齢による不妊です。

医師が提唱する妊娠適齢期は20代中盤から30歳までであり、

肉体が衰え始めてからの出産は「高齢出産」

として危険視されています。

しかしながら、令和3年にまとめられた統計によると、

令和元年の平均初産年齢は30.7歳だったのだとか。

インターネットを通した調査では全体の約6割が

2人目も希望しているという結果が出ました。

つまり、第二子の妊娠は30代中盤に食い込む傾向

明らかになったわけです。

 

加齢は絶対的な不妊症を引き起こします。

この絶対的不妊は、妊娠する力が加齢によって

失われていく仕組みです。

妊娠しにくくなるだけでなく、

妊娠から出産にいたるまでの

母体の健康リスクが高まり、さらには出産後、

子どもが成人するまでの育児負担は

ますます大きくなることでしょう。

妊活中の方、不妊治療中の方は、

もちろんこの現実を認識したうえで

タイムリミットを見据えて頑張っている方も

いらっしゃるかもしれません。

妊娠する力を高めておく

そんな中で「ミトコンドリアを活性化し妊娠しよう」というものが

1つキーワードになっています。

ずばり、ミトコンドリアを増やし、活性化させ、

妊娠する力、つまり妊孕力を高めようという

妊活の考え方があります。

 

ミトコンドリアは人体を構成する細胞ひとつひとつに

100から2000個も存在する小器官の名前です。

筋肉を動かすエネルギーのほとんどが

この小器官で賄われています。ここがポイントです!

ミトコンドリアは細胞ひとつひとつに存在しているのです。

もちろん、女性の身体に備わっている細胞のひとつ、卵子にも!

そして、ミトコンドリアは老化によって数が減少し、

同時に働きが低下してしまいます。

卵子は細胞たったひとつから、

成人の目安である約60兆個にまで爆発的に成長します。

通常の細胞と比較して100倍以上もの密度で抱え込んだ

ミトコンドリアの数がその秘訣です。

では、加齢によってミトコンドリアが減少し、

なおかつ質が低下して働きが弱くなってしまったら?

そう、それこそが加齢による妊孕力の低下の正体です。

ミトコンドリアを増やし、活性化する取り組みが、

どうして妊活に有効なのか。ご理解いただけましたか?

 

ミトコンドリア妊活のススメ

それでは、ミトコンドリア妊活について

具体的にご紹介していきたいと思います。

ゆるめな内容なので、ご参考程度に

していただければ幸いです。

 

  • ストレスを溜めない

ミトコンドリアは活性酸素に弱い性質を持っています。

現代日本はストレス大国と呼ばれるほど

国民がストレスを感じる機会が多く、

精神のストレスは肉体の酸化ストレスに直結します。

酸化ストレスが蓄積すると、

負荷に負けたミトコンドリアは崩壊し、

活性酸素のさらなる増加、

ミトコンドリアのますますの減少と衰退へと、

悪循環が予想されます。

ミトコンドリア妊活としてのストレス対策は、

以下の法則を覚えておいてください。

1ストレスを感じたら、ストレスの原因を放置しないこと

2ストレスを感じたら、そのたびに発散すること

3ストレスを感じる自分に対して柔軟であること

4ストレスで硬直しがちな心身をやわらげるスイッチを用意すること

心身をやわらげるスイッチに関しては、

映画を見る、泣ける小説を読む、

バッティングセンターでバットを思いっきり振る、

あなたが好きなこと、明るい気持ちになれることなら

なんでもかまいません!

 

  • 食生活でミトコンドリアを渇望状態に

ミトコンドリアはエネルギーが飽和した状態だと

『そんなに働かなくていいんだな』と

勝手に判断して怠け始めます。

ミトコンドリア妊活は、カロリーを控えつつ

ミトコンドリアの活力源を確保する食生活設計が肝心です。

ポイントをまとめてみましょう。

1食べすぎを避ける。食事は常に腹八分を心がけよう!

2抗酸化作用の高い栄養素をなるべく多く摂取すること

3食事で賄えない栄養素についてはサプリメントなども利用すること

食べ過ぎてしまった時は、

過剰になったカロリーを運動で消費する、

次の食事を減らしてバランスを取るなどの工夫をおすすめします。

抗酸化作用の高い栄養素としてはビタミンCが有名です。

しかし、ビタミンCは単独で大量に摂取しても

身体が吸収してくれません。

抗酸化作用があるビタミンは

「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」などです。

これらに、ビタミンCの吸収率を高めてくれる非ヘム鉄、

ビタミンEの体内濃度を高めてくれる

ゴマリグナンなどのミネラルを組み合わせる方法を

おすすめいたします。

 

  • 適度な運動習慣

全身の細胞に存在するミトコンドリアに最も効果的に

働きかけられる運動は有酸素運動です。

ウォーキング、ジョギングで決まったコースを

周回するのもいいでしょう。

運動不足がずっと続いてきた方は、緩やかなウォーキングから

徐々に負荷をかけていくと、いずれは走れる身体に!

「歩く」というだけでも様々なパターンがあるのです。

水中ウォーキングならより一層負荷がかかり、

筋力トレーニングに近い運動になります。

坂道を登ったり下ったりする歩き方であれば、

背中側の筋肉とおなか側の筋肉をバランスよく刺激できます。

誰かと山に登るのもよし、

近所を家族と散歩するのもよし、

散歩した先に何か目的を設定すれば、

それもまた義務ではなく楽しみになるはずです。