漢方薬を取り入れる前に…

漢方薬が何となく体にとって良いから
とりいれようと思っている・・・
そんな方に、漢方薬についてや
漢方薬の特徴や費用など
知っておくべきことを少し洗い出してみました。

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漢方薬の特徴

・生薬をブレンドしたもの
生薬・・・天然の植物、動物、鉱物

・体質や症状に合わせ、効き目は穏やか

・副作用が少ない
ただし、副作用があらわれることもある
(湿疹、かゆみ、むくみ、下痢、血圧上昇など)

・最初は2週間ほど処方されることが多い

自分にあう漢方薬の見つけ方

同じ症状の方でも、その方の体質などによっても
漢方薬が違ってきます。
その見極めに、「証(しょう)」という方法で
証には四証(ししん)があります。
四証
望診(ぼうしん)は視診
聞診(ぶんしん)は聴覚や嗅覚
問診(もんしん)は質問に対しての答え
切診(せっしん)は脈診と腹診の触れること

瞑眩(めいげん)とは
漢方薬が効いてくると症状が一時的に悪化することも。
副作用なのか判断はしづらいので、
不調があれば、医師へご相談してください。

体力のあり、体力なしでも分けられる

証の方法にさらにあるのは、体力があるタイプか
体力が無いタイプかを判断していくことで
選ぶ漢方薬も違いがあります。

実証・・・体力がある
その他の特徴に、筋肉質、汗をかきにくい、便秘、顔色が赤いなど

虚証・・・体力がない
その他の特徴に、やせている、下痢、汗をかく、顔色が青白いなど

どちらもあてはまるものがある、という方も
いると思いますが、その場合には虚実中間証もあります。

漢方の気・血・水とは?

漢方では気・血・水の3つが
体を構成されていると考えており
気は、生命のエネルギー
血は、血液や臓器
水は、体液で免疫をつかさどる

この3つがバランス良い状態が健康であり
漢方で3つを整えていきます。

漢方薬の形状

・湯剤(とうざい)
水で生薬を煮出して服用

・散財(さんざい)
生薬をすりつぶす、熱を加えない

・丸剤(がんざい)
散財を丸く固めたもの

・エキス剤
湯剤の成分を濃縮したもの

漢方薬の費用

一般的な費用については
だいたい1日500円~1000円ほどですが
漢方薬は保険適用外のものもあれば
一部病院のエキス剤を扱っているところで
保険適用もあるようなので
行った場所でまず保険適用か気になる方は
ご確認を!

漢方薬局で買われる場合には

漢方薬局や漢方のある病院へ行かれることを
考えているようでしたら
漢方薬・生薬認定薬剤師がいるのか?
さらに、
問診を丁寧に行ってくれるか?
ということを踏まえてみてはいかがでしょうか。