東京、板橋区役所前駅からすぐ近くにあるクリニック、
みえこ女性クリニックの佐藤美枝子院長に
今回お話しを伺うことができました。

院内の目に留まるところには、お花が飾られており
温かみのある柔らかい雰囲気のクリニックで
穏やかな気持ちになりました。

多くの女性の体と向き合ってきている院長に、
年齢ごとの不調に対し未然に防げることや
気を付けるべきことを伺いました。

ストレスが病気につながることも

ストレスケアはできていますか?

Q1,女性を診てこられて特に多い不調には何がありますか?
特にこの不調が多いということはなく
当院には様々な世代、様々な症状を抱えた方が来られます。

その中でも感じていることには、
病気とストレスは密接に関わっているということです。

不調が続き年齢的なことも重なり、更年期だからかな?と思っていたり
これだけ体調が悪いのだから更年期のせいに違いない
と思っている方も、
ホルモンの数値を測ってみると異常がないことがあります。

ホルモン数値では問題なく元気で、生理の問題も特にないときには
メンタルからくる不調の可能性も考え、心のケアが必要になってきます。

更年期だけに限った話ではなくストレスによって
生理が止まってしまうこともあります。

それぞれの女性に合わせた治療として
ホルモン剤の投与、ピル、
年齢を重ねている方には漢方、単発でのホルモン剤投与を行っております。

ですが、ストレスによる不調があることにも耳を傾けてみていただきたいです。

更年期以降の体や陰部のかゆみまでもサポート

閉経後、更年期の次に『老年期』の症状で悩まれる方もいらっしゃいます。

老年期には皮膚や外陰部が乾燥し、かゆくなったり、お腹が張る
ということがあります。
病院に行って診てもらっても特に問題はないとされ、
行き場がなく当院に来られる方もいらっしゃいます。

以前、老年期の方を診たときに掛けられた言葉に
こんなに優しくされたのは初めて
と、おっしゃられる方もいました。

婦人科へ行くことをためらっている方も
当院では幅広い年齢の女性が多くいらっしゃっています。
ご本人が決めていただくための
治療であったり、情報、選択肢を提供できればと思います。

更年期を楽しく過ごすために

Q2,更年期の不調にならないためにできることはありますか?

更年期障害は、ホルモン、性格、環境が関わってきます。
そして更年期は必ず誰しもがくるもので、ホルモンはみなさんが減るものです。

ホルモン以外の性格、環境というのは
本人次第で変えられることができるものではないでしょうか。

その中で「楽しく生活すること」は大切です。
家にこもったり、一人にならず
自分の打ち込める趣味をもつことです。

更年期だから…とマイナスに思いがちかもしれませんが
そう思い決めつける前に、積極的に歩いてみたり
体を動かしてみませんか。

お友達に指摘されるよりもクリニックで言われる方が
素直に受け止められたリ、気持ちが変わることもあることもようですので
更年期で不調、お悩みがある場合にはご相談ください。

みえこ女性クリニックの佐藤美枝子院長には
引き続きクリニックのことについて伺っております。

悪くなる前に婦人科へ相談するには?